3章 aviutlでアニメエンコード "フィルタ設定編"

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さて、前回2章の初期設定編ではaviutlで必要な初期設定を行ないました

2章 aviutlでアニメエンコード "初期設定編"


今回は3章 "フィルタ設定編"です

みんなが一番知りたいであろう、フィルタのパラメータも載ってますので安心してください ==== Lanczos 3-lobed 拡大縮小

基本的には元動画の解像度より小さく設定します(無理矢理大きなサイズにすると画像が汚くなるからです)
最近のTVではフルHDであれば1920x1080、HDであれば1440x1080で放送されてると思います
aviutlにm2vファイルを入れてみれば解像度が分かるので心配いりません
私は大抵1280x720の16:9で作成しています
解像度は大きいほうが当然綺麗ですが、ファイルサイズも大きくなります
ファイルサイズが気にならない人は1920x1080や1440x1080を指定するといいです

「設定→Lanczos 3-lobed 拡大縮小の設定」とクリックします
右下の数字を入力する場所に自分の好みの解像度を入力し
「指定 ->」をクリックします
すると上の「X」、「Y」の数字にも同じのが入力されたと思います
これでリサイズする解像度が指定されました
次の「SIMD」では、「SSE2 整数」にチェックを入れましょう
64bitのOSを使っている方は「SSE2 実数」がいいです
右上の四角い空欄にチェックを入れればフィルターが有効になります


unsharpフィルタ

ぼかした画像と元画像の差分を、元画像に重ねるフィルタです
「設定」→「アンシャープマスクMT」とクリックします

[適応量]:差分を重ねる値を決めます
  [範囲]:ぼかす範囲を決めます
  [闘値]:ノイズを強調しないためのものです。差分が小さいと働きません

これも好みですが私は強くかかり過ぎないように写真のように設定しています
適用すると、ぼやけている映像が全体的にハッキリ表示されるように見えると思います(特に輪郭周り)
映像をアップにしてフィルタを「ON」/「OFF」すれば違いが分かると思います
右上の四角い空欄にチェックを入れればフィルターが有効になります


WarpSharpフィルタ

ぼやけた輪郭線を細くし、画像を引き締めるフィルタです
「設定」→「WarpSharpの設定」とクリックします

[depth]:適用する強度です
 [blur]:輪郭をぼかす回数です
[bump]:輪郭抽出時の閾値です
[cubic]:3次元補間係数です

私は「アンシャープ」を有効にしたり、後で紹介する「非線形処理な先鋭化」を有効にします
そうすると輪郭周りが太く見えるので、WarpSharpは結構強くかけています
これも好みの問題なので自分に合った設定を見つけてください
よく分からなければ写真のようにするといいです


非線形処理な先鋭化用前置フィルタ

「設定」→「prefilter for nonlinear sharpenの設定」とクリックします

[weight]:ぼかす量を決めます 100で良い
[H blur]:横だけに反映するか
[V blur]:縦だけに反映するか

ぼかすのでノイズもほとんどなくなってしまいます
ここの設定はこれで終わりです


非線形処理な先鋭化

「設定」→「nonlinear sharpenの設定」とクリックします
ぼやけた輪郭などを鋭くするプラグインです
「非線形処理な先鋭化用前置フィルタ」とセットで使用します

 [under]:質感を自然にする処理です
  [over]:輪郭の周りに明るい擬似輪郭を出す処理。アニメには向かない
  [gain]:フィルタの適用度です。数値を上げれば効果が強くなります
 [noise]:輪郭以外にフィルタの効果を適用しないようにする項目です
[mask_x]:ゼロでOKです
[mask_y]:ゼロでOKです
下のチェック類は写真と同じにしておきましょう
※「非線形処理な先鋭化用前置フィルタ」と「非線形処理な先鋭化」を適用すれば、プチアプコン化になりますが、あまり強くかけすぎると元映像が崩れるのでほどほどにかけるのがポイントです


バンディング低減フィルタMT

どんなに綺麗にエンコードしても境界に階調割れが発生してしまいます
これはディザ処理がうまく出来ていないのが問題だと思います
このフィルタでうまくディザ処理を行ないバンディング低減を行ないます
「設定」→「banding13b_MT」とクリックします

  [range]:ぼかす範囲設定
    [Y]:Yに対応した闘値
   [Cb]:Cbに対応した闘値
   [Cr]:Crに対応した闘値
[ditherY]:ディザの強度設定
[ditherC]:ディザの強度設定
[sample]:ディザ使用するために1or2設定
[seed]:通常使用しないです

結構難しいですが基本的に「range」の値をメインに動いています
また、「Y」の闘値を変更することでも結構効果があります
私は写真のように「range」に値を合わせています
[ditherY]と[ditherC]は[sample]が1or2の時にしか適用されません
ディザ処理は必要なので[sample]を1にはしておきましょう
※元映像が綺麗過ぎてバンディングが発生しないなら0でもOK
[ditherY]と[ditherC]の値は綺麗なアニメなら「15」
暗いシーンが多いアニメ等は「17」か「18」にしてます
[range]等も写真の設定から「+1」にします
後は自分で試行錯誤してみてください


エッジレベル調整

輪郭を補正するためのフィルタです
「設定」→「エッジレベル調整 Ver0.7の設定」とクリックします

 [特性]:輪郭を強調する度合いです
  [閾値]:ノイズを無視するレベルです
[黒補正]:輪郭線の黒色補正値です。数値が高いと輪郭が引き締まります

私の写真の設定ぐらいがちょうどいいかと思います
※これもプチアプコン化に必要なフィルタです。元映像を崩さない程度に設定しましょう


自動フィールドシフト

インターレース自動解除プラグインです
「設定」→「インターレース解除」→「自動フィールドシフト」を選択
「自動フィールドシフト設定」をクリックします

エンコード対象に合わせて設定します
私はアニメメインなので「映画/アニメ」をクリックして終了です
周期一定24fpsなら「24fps固定」でもいいと思います
YUY2補間(ランチョス2法)はチェックを入れてください


透過性ロゴ

ロゴを除去(目立たなく)してくれます
「設定」→「透過性ロゴ」とクリックします

※事前に透過性ロゴ解析を行なっている必要があります
  [開始]:開始からロゴ無しが何フレームあるか設定
 [FadeIn]:開始で設定した後のFadeIn
[FadeOut]:終了で設定した後のFadeOut
   [終了]:終了からロゴなしが何フレームあるか設定

放送局にもよりますが、CMから本編に入る時はロゴがフェードインしながら入り、CM前ではフェードアウトしていったりします
こういう時は開始何フレームはロゴがなかったり、フェードイン/フェードアウトしてるので、白くロゴが残ってしまいます
これをうまいこと設定して目立たなくします
[ロゴ除去モード]と[プロファイル境界をフィード基点にする]にチェックも入れておきましょう
うまくやるにはプロファイル境界を分けるのが必要です。

アニメでは基本的に
「開始からOP」→CM→「本編前半」→CM→「本編後半からED」→CM→「次回予告」 こういう流れだと思います

フェードインやフェードアウトは「開始と終了」、「CM前後」に発生します
なので、「開始からOP」はプロファイル1、「本編前半」はプロファイル2といった感じに境界を分けます
「編集」→「選択範囲を新しいプロファイルにする」で選択してる範囲をプロファイル境界分けできます
後は「開始」や「終了」をうまく設定しましょう
一応めんどくさいであろう局を2つほど設定載せてせておきます

  テレビ東京 TBS
開始 1 6
FadeIn 1 9
FadeOut 0 9
終了 31 6

※元映像によっては微妙に変わってくるのでこの値から±1か2で探ってみてください


以上でフィルタ設定編は終了です

次回、4章 aviutlでアニメエンコード "出力設定編"1-1です

また、見てくれよな!!